美しい死の季節がやって来る前に
こんにちは。
「お白湯通信」発行人の南部宏子です。
9月末に、自分の紙の本などを売るネットショップを「r&r books」と改名・リニューアルしてから、発刊ラッシュとクラファン始動、そして短期バイトも新しくなり、と、バタバタしております。
バタバタしたもののひとつに、11/3の畑じまいもありました。
雪が降る北海道では、冬は市民農園は閉園します。
草取りの心配がなく、野菜も次々実るわけではないとなると、ちょっと畑はサボり気味で、大豆の収穫をするのを忘れてました…。
慌てて収穫しに行きました。
今年(来年)こそは、また大寒にお味噌を漬けようと思います。
私は、北海道の冬、雪景色の冬が大好きなので、今からそれがとっても楽しみです。
雪景色って本当に美しい!
何もなく、何も生きている気配のない時期。
まさに「死の世界」。
だから、雪景色って、あんなに静かで荘厳なんだなあ…って思います。
ってことは、死後の世界って、雪景色みたいにきれいなのかもしれないな…。
だとしたら、死後の世界も楽しみだなとも思いました。
でも、そんな美しい「死の世界」になる前の世界は、おいしくて鮮やか!
実家の栗で今年もマロンペースト作りました。
昨年作りすぎたので、ちょっとにしたんですが、もうちょっと作れば良かったです…。
母が茹で栗をくり抜いてくれて、手を痛くしてました。
そういう手仕事の苦労って、大変だけど、好きです。
今年最初のかぼちゃも煮たり、こうしてサラダにしたり。
かぼちゃは収穫してから2週間くらい置いてから食べるので。
りんごも旬ですね。安く売られるようになって来ました。
いつもコンポートにしてパンに載っけて食べます。
最後、カラメルになるまで焼くのが好きです。
食べ物だけでなく、散歩中の景色も楽しんでいます。
落ち葉の、「かさかさ」という音、雨に濡れた後の発酵臭、どちらもいいですよね。
臭いと言えば、銀杏もたくさん落ちていますね。
世界が黄色くて、まぶしいです。
昨年、実家の栗の木が、異常なくらい実をつけました。
一面にイガが落ちていて、入っている実も大きなものでした。
ただ、樹木って枯れる前の年に狂い咲きすることもあると聞いていたので、少し心配だったのです。
でも今年もまあまあ実ってくれました。
栗ごはん、マロンペースト、渋皮煮、甘露煮とやり尽くしました 笑。
去年は2kg以上拾ったんですよ…。
死ぬ前に一花咲かせたいという気持ち、自然の樹木も人間と同じなんですね。
私はもし80歳くらいで死ぬのなら、真ん中を過ぎたあたりで、個人的には大輪の花が咲いている感じです。
世間的には何も評価などはありませんが、自分の人生とやっていること、やって来たことにすごく満足して、あたたかいです。
その上でやりたいこともあるので、さらに邁進して行きます。
でも、美しい死の世界も楽しみです。うふふふ。
紙の「お白湯通信」は、夏の畑大特集でr&r booksで好評発売中です。
来年1/14の文学フリマ京都でも販売します。
人生の夏と重ね合わせてお読みください。
さあ!秋本番になって来ましたよ!
あたためにあたためて、湯たんぽ発動、靴下重ねばき、レギンスもばっちり履いてお過ごしくださいね♨︎
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