薪ストーブに見る人のこころ
※1月9日、薪ストーブの空気取り込み口の写真追加しました。
こんにちは!
「お白湯通信」発行人の南部宏子です。
北海道の冬を二十数年ぶりに過ごしています。
氷点下の朝も多く、寝る前の水落とし(凍結防止のため水道の元栓を閉める)を忘れないように気を付けている毎日です。
「畑は人生の縮図」と以前書きましたが、薪ストーブも人間にすごく通じるところがあるなあと、日々思いながらストーブを焚いています。
まずは焚き付けです。
zineの「お白湯通信」でもお伝えしたのですが、焚きつけは最初、着火剤を使っていました。
しかし反復作業から学ぶのが得意な私は、着火剤なしでの焚きつけのコツを知り、ここのところは木の皮や木っ端(こっぱ)での焚き付けを身に着けつつあります。
「焚き付け袋」というものを作ったりしています!
楽しい!!
ぼさぼさの木の皮が特に最高!!
たまに「焚きつけ袋」(私が命名)というアイテムをつくります。薪ストーブの焚きつけに必須の木っ端を紙袋に入れて、着火剤なしで焚きつけするのに使います。成功する時しない時があるのですが、着火剤なしでの焚きつけを身に付けたいです。#薪ストーブ #お白湯通信 pic.twitter.com/ZMOXVUaARY
— お白湯通信 (@osayupress) 2019年12月20日
焚きつけてもすぐには火はつきません。
そうか~!人を「焚きつける」のも、時間がかかるもんね~!
ん?そうかな??
でもですね!
ちゃんと火が点いたら最後なんですよ。ガスや灯油みたいに簡単に弱く出来ないんです。
これもzineに書いたのですが、薪ストーブの火加減は、空気の取り込み口の開け閉めで行います。
取り込み口を狭くすることで、その後の燃焼を抑えることが出来ます。
広くしておくと火は強いままですが、燃焼の時間は短くなります。
(空気取り込み口、ほぼ閉まってる状態)
(空気取り込み口、全開)
(ふっくりんこ映り込みは、わざと)
そういうことか…「火が点く」。
と、よく思います。
熱いんです、すごく燃えている時の薪ストーブの周り。
ちょっと無駄なくらい。
も、本当「火が点いたら最後」です!
人間も、そうですよね…。
私とか…(遠い目)。
火を安定して燃やすには、炎が出ている時ではなく、落ち着いた時です。
「おこり」という炭のような状態になってから薪をくべると、ストーブの中もあまり煙がありませんし、くべた薪もすぐ燃えてくれます。
おこりは薪の入れ口・すなわち空気の取り込み口に近いところに寄せます。
空気が触れることによって燃焼してくれます。
一度、早く燃えて欲しいと、焚き付けとそのあとくべるべき薪を一気に入れて、焚き付けしていたのですが、最近では焚き付けに使った小さな薪がおこりになるまで待って、次の薪をくべています。
スイッチやボタンやレバーで温度を上げたり下げたりではなく、空気やタイミングでの調整が、面白くてたまりません!
おや、空気とかタイミングとかも人のこころみたいですね 笑。
でも、空気を読むとかそういうことではなく、自然の営みは、人の人生やこころのことに通じているんだなあと思います。
だから、こころのことから勉強するのも良いのだけど、自然との関わり方、自然を使っての暮らし方を身につけていくことで、こころのことにも対応していけるのではないかなと、私は本気で思います。
とかやってるうちに、トーストと炊飯はうまいこと出来るようになりました。
薪の状態もですが、ストーブの上の位置でも少し熱量を調整出来ます。
トーストをオーブントースター並みに焼くには、結構な火力が必要なことも知りました。
昔のひとが、ガスが導入されて便利になったことを、とても親身に感じました…。
すごいです、ガスと電気。
時間のあるうちにやっておきたいのが手づくりパン!
レンガでいけると思っていた台が、クッキングスタンドとやらが必要なようで、どうしようかと思っています…。うーん。
と、畑なみに夢中な薪ストーブ!
ずっとこの暮らしをしてみたかったので、本当に本当に幸せですし、考えさせられることも多いです。
何より、楽しく、勉強になります!
”何もない”田舎での、この楽しさを味わいながら、こころの中も”何もない”状態に出来たら、明日も笑って過ごせるかなと、1月25日の「”何もない”を楽しむ会」を楽しみにしています。
私が畑でつくった、無農薬・有機肥料のあずきのおしるこをふるまいます!
ぜひ遊びにいらしてくださいね!
こんな方におすすめです
・田舎のゆったりした暮らしが好きな方
・日々のことで疲れていて、のんびりしたい方
・ちょっと元気になりたい方
・冷えとりやアーユルヴェーダに興味のある方
・心身の毒出しに興味のある方
・自分を好きになりたいけど、方法がわからない方
第1回「”何もない”を楽しむ会」
日時 2020年1月25日(土)11時半くらい〜16時くらい
場所 道南いさりび鉄道 釜谷駅近辺(お申し込みの方に詳細お知らせします)
定員 4名(お車でのご参加は駐車場スペースの関係で2組様まで)
参加費 おしるこやごはんにカンパお願いします
※遠方の方はご宿泊いただけますので(1組様限定)、お申し込みの際ご相談ください。
お申し込みは、お名前、ご住所、メールアドレス、利用する交通手段をご記入の上「何もないを楽しむ会」のタイトルでosayuアット(@に変更)nanv.netまでメールをお送りください。
お申込みしめきりは、1月22日(水)です。
さあ!木古内行きの新幹線の切符を取ろう!
函館行きの特急の切符を取ろう!
お待ちしております~♨
(外の薪置き場のビニールシートを、雪が積もる前に少し直しました。女子ひとりで!私はやるな!)
今日は全国的に季節外れのあたたかさを感じている所も多いかと思います。
北海道の道南も雨です(雪ではなく雨ということはあたたかいということ)。
寒暖差にお気をつけて、あたたまってお過ごしくださいね♨
ご感想、思ったことなどはosayuアット(@に変更)nanv.netまでお気軽にどうぞ。
必ずお返事します。
zineのお求めも、こちらまでお問いあわせ下さい。4号まで出ています。